内容証明を自分で作成するには
弊所では内容証明を専門として扱っております。本記事は内容証明をご自分で作成される方向けに作成しております。
内容証明とは、郵便文書の内容を郵便局が証明する制度です。内容証明は特に時効の援用や、金銭の督促通知などで利用されます。普通郵便やレターパックのように一般的に利用されるものではありませんので、名前が聞きなれず作成や郵送が難しいものかと思われますが、慣れれば簡単に作成し郵送することができます。また郵便局によっては内容証明の作成、差出に関する説明ファイルが備置されていますので局員に訪ねてみてもよいでしょう。
内容証明の作成方法
1.用紙の準備
内容証明の作成には、まず用紙を準備します。用紙は決まった様式がありませんのでA4、B5、B4などお手元にある用紙を使用していただければと思います。この記事では一般的に使用されているA4を使用し解説致します。
2.内容証明の作成
準備した用紙に内容証明によって相手方に伝えたい内容を記入します。記入の方法についても特に決まりはありませんので手書きやパソコンにより作成いただけます。しかし、字数に制限がありますのでご注意ください。(字数の制限についてはこちらの記事をご参照ください。)
(記載例)
3.内容証明の郵送
内容証明は、文書の内容を郵便局が証明する制度ですので作成した内容証明を1枚持って行っても手続を行うことができません。内容証明の制度を利用するには「受取人用(1枚)、郵便局保管用(1枚)、差出人(本人)保管用(1枚)の計3枚が必要となり、これらを全て郵便窓口に提出する必要があります。以下、郵便局において必要な書類を記載致します。
- 内容証明3枚(受取人、郵便局、差出人)
- 差出人と受取人の住所と氏名を記載した封筒
- 内容証明の郵便料金(約2,000円程度)→詳細はこちらです。
- 差出人の認印(訂正印として必要なケースがあります。)
4.配達証明の受領
内容証明が相手の元に届くと数日後、差出人の住所に配達証明書がとどきます。配達証明書は内容証明を相手が受領したことを証明する書類ですので大切に保管しておきましょう。
内容証明を自分で作成することのメリット
1.費用がかからない
内容証明を自分で作成することで、専門家に依頼する費用「30,000円」程度を抑えれることができ、自己負担金額が内容証明の郵送費「2,500円」程度に抑えることが出来ます。また、内容証明の文案を自分で作成し、郵送のみを専門家に依頼する場合にも同様に費用を抑えることができるでしょう。この場合の料金は各事務所によって様々ですが、確認や事務所名の表記を含めおおよそ5,000円~10,000円程度かと思われます。
2.自信や経験になる
自分で内容証明を作成し、無事に相手に届いたことを配達証明書等で確認することで、達成感があります。また再度、内容証明が必要となったときに一度目の経験により、自信を持って効率的かつ効果的な内容証明郵便を作成することができるでしょう。
3.自分で伝えたい内容を考えることができる
文章を他人に書いてもらうと、自分の伝えたい内容の表現と異なる場合があります。専門家によっては細かい変更指示を嫌い、あまりにその回数が多いと別途料金を請求されることがあります。自身で作成することで時間はかかるかと思いますが、自分のなっとくできる文章を記載した内容証明を作成することができるでしょう。
ご自身で作成された内容証明の確認や添削は
弊所では、自身で作成された内容証明を確認し添削させていただくサービスを行っております。確認や添削は作成代行の料金よりも安い、以下の金額によりご依頼をいただけます。作成したけれど専門家に確認してもらわないと不安などお思いでしたらご相談くださいませ。
業務内容 | 案件(受取方) | 料金 |
〃 | 定型外文面(個人、法人) | 30,000円~ |
内容証明トータルサポート | 内容はお問い合わせください。 | 40,000円~ |
上記金額には、内容証明の差出等の実費は含みませんのでご了承ください。添削依頼の場合、基本的にメールにより文章をお送りいただきますが、郵送いただいても差し支えございません。郵送いただく場合は下記事務所宛にお送りくださいませ。
【郵送先】
〒538-0053
大阪市鶴見区鶴見3丁目5番19号‐702号
大倉行政書士事務所 宛
【電話番号】
050-3173-4720
コメント