新興宗教から脱会したいと考えている人は、どの宗教団体に多いのでしょうか。実際の宗教名を挙げたランキングを知りたい方もいるでしょう。
社会調査支援機構チキラボが2022年に実施した宗教2世・3世以降の当事者1,131人へのアンケートでは、創価学会428人、エホバの証人168人、旧統一教会47人の回答者が確認されています。さらに、各団体の回答者について、信仰をやめようと思った経験や、実際に脱会したかどうかも集計されています。
今回は、この実際の調査データを利用し、信仰をやめようと思った経験者数のランキングと、脱会済みと回答した人数のランキングを紹介します。あわせて、顕正会、幸福の科学、真如苑など、ネット上で退会に関する情報が確認できる宗教団体についても整理します。
なお、ランキングは調査に参加した人の回答に基づくものです。全国の脱会希望者の実人数や、現在の宗教団体別脱会率を示すものではありません。
1. 新興宗教の脱会希望者ランキングTOP3【実際の調査データ】
最初に、団体名と数値が公開されている調査結果からランキングを見ていきましょう。
社会調査支援機構チキラボは、2022年9月9日から19日にかけて、宗教2世の当事者を対象とするインターネット調査を実施しました。3世以降の人も対象に含まれ、有効回答は1,131件でした。
同調査では、回答者が過去に「信仰をやめようと思った時期」があったかどうかを尋ねています。公開集計表から団体別の回答割合を確認し、回答者数を掛け合わせることで、信仰をやめようと思った経験がある回答者の概数を求めることができます。
次の表は、団体別の人数が公表されている3団体を、該当する回答者数の多い順に並べたものです。
信仰をやめようと思った経験者数ランキング
| 順位 | 宗教団体名 | 該当者数(概算) | 団体別回答者数 | 経験者の割合 |
|---|---|---|---|---|
| 第1位 | 創価学会 | 約329人 | 428人 | 76.9% |
| 第2位 | エホバの証人 | 約158人 | 168人 | 94.0% |
| 第3位 | 世界平和統一家庭連合(旧統一教会) | 約38人 | 47人 | 80.9% |
調査資料:社会調査支援機構チキラボ「宗教2世」当事者の実態調査(2022年公表)、団体別集計表。経験者割合は「信仰をやめようと思った時期」の回答から、該当時期なし及び無回答を除いて算出しています。人数は公表された小数第1位の割合から計算した概数であり、調査によって直接公表された正確な人数ではありません。
この集計では、信仰をやめようと思った経験のある回答者数が最も多かったのは創価学会でした。次いでエホバの証人、旧統一教会という順になっています。
ただし、ここでいう「やめようと思った経験」には、既に脱会した人の過去の経験も含まれます。そのため、現在も所属していて脱会を希望している人だけのランキングではありません。
また、回答者を全国から無作為に抽出した調査ではなく、自発的に参加した人の回答を集計したものです。回答人数には、調査の周知状況や回答への関心なども影響しています。
順位はあくまで、この調査の回答者における人数比較です。他の宗教団体の人数が少ないと断定したり、3団体を全国で脱会希望者が最も多い宗教と断定したりすることはできません。
2. ランキング第1位から第3位までの宗教団体を詳しく比較
第1位:創価学会|信仰をやめようと思った経験者は約329人
今回の調査で最も多くの回答が集まったのは創価学会です。
創価学会に所属している、または過去に所属していたと回答した人は428人でした。このうち、信仰をやめようと思った経験がある人の割合は、公開集計表から約76.9%と算出できます。
人数に換算すると約329人です。
| 調査項目 | 結果 |
|---|---|
| 団体別回答者数 | 428人 |
| 信仰をやめようと思った経験者 | 約329人 |
| 経験者の割合 | 約76.9% |
| 脱会したと回答した割合 | 23.1% |
| 脱会していないと回答した割合 | 76.4% |
この調査では、創価学会の回答者について、宗教活動や政治活動への参加を求められた経験なども分析されています。
一方で、すべての会員が同じ活動を行っているわけではありません。入会の経緯、家族との関係、地域組織との関わり方などによって事情は異なります。
創価学会から脱会したい場合は、現在の所属状況を確認し、本人の退会意思を明確にすることが重要です。
家族も会員である場合には、自分自身の退会と家族の信仰を区別して考える必要があります。また、聖教新聞などの購読契約が残っている場合は、退会とは別に購読停止の確認が必要になることがあります。
相手方に退会の意思を確実に記録として残したい場合には、通知書を作成し、郵送する方法も検討できます。
第2位:エホバの証人|信仰をやめようと思った経験者は約158人
第2位はエホバの証人です。
チキラボの調査では、エホバの証人に所属している、または過去に所属していた回答者は168人でした。
信仰をやめようと思った経験がある人の割合は約94.0%で、人数にすると約158人に相当します。
| 調査項目 | 結果 |
|---|---|
| 団体別回答者数 | 168人 |
| 信仰をやめようと思った経験者 | 約158人 |
| 経験者の割合 | 約94.0% |
| 脱会したと回答した割合 | 88.7% |
| 脱会していないと回答した割合 | 10.1% |
今回比較する3団体の中では、信仰をやめようと思った経験者の割合が最も高い結果となっています。
同調査では、エホバの証人に関係する回答者について、家族からの体罰や宗教活動への参加を求められた経験、交友関係や生活上の制限なども取り上げられています。ただし、これらは調査に回答した人の経験であり、すべての信者や家庭の状況を示すものではありません。
エホバの証人の公式サイトには「エホバの証人を辞めることはできますか」という案内があります。
同案内では、組織との関係を断つ方法として、口頭又は書面による正式な意思表示と、実際の行動によって意思を示す方法が説明されています。
また、集会への参加を休止しただけでは、組織との関係を断ったこととはみなされない旨も示されています。
したがって、正式に所属関係を終了したい場合には、単に活動を休止するのか、組織との関係を断つ意思を明確にするのかを区別する必要があります。
本人の意思を記録として残したいときは、所属していた会衆等の情報を整理し、書面による通知を検討する方法があります。
第3位:世界平和統一家庭連合(旧統一教会)|信仰をやめようと思った経験者は約38人
第3位は世界平和統一家庭連合、旧統一教会です。
チキラボの調査では、旧統一教会に所属している、または過去に所属していた回答者は47人でした。
そのうち信仰をやめようと思った経験がある人の割合は、公開集計表から約80.9%と算出でき、約38人に相当します。
| 調査項目 | 結果 |
|---|---|
| 団体別回答者数 | 47人 |
| 信仰をやめようと思った経験者 | 約38人 |
| 経験者の割合 | 約80.9% |
| 脱会したと回答した割合 | 57.4% |
| 脱会していないと回答した割合 | 34.0% |
旧統一教会については、献金問題や宗教2世に関する問題が社会的に取り上げられてきました。
チキラボの調査でも、旧統一教会に関係する回答者について、献金を求められた経験や、恋愛・交友関係に関する制限などが分析されています。
ただし、今回の回答者47人は全国の信者全体を代表する標本ではありません。全国の脱会希望者数や現在の脱会率を、この数字だけで判断することはできません。
旧統一教会から脱会を希望する場合、本人の退会意思を示すことと、過去の献金や契約に関する問題を整理することは、分けて考えることが重要です。
金銭返還請求などの法律上の紛争がある場合は、具体的な事情を確認したうえで、弁護士等への相談を検討してください。
3. 実際に脱会した人数のランキングでは順位が変わる
ここまでは、信仰をやめようと思った経験者数について紹介しました。
しかし、実際に宗教団体から脱会したと回答した人数を比較すると、順位は変わります。
同じチキラボの調査にある「脱会時期」の回答を使い、団体別の脱会済み回答者数を計算すると、次のようになります。
脱会済み回答者数ランキング
| 順位 | 宗教団体名 | 脱会済み人数(概算) | 団体別回答者に占める割合 |
|---|---|---|---|
| 第1位 | エホバの証人 | 約149人 | 88.7% |
| 第2位 | 創価学会 | 約99人 | 23.1% |
| 第3位 | 世界平和統一家庭連合(旧統一教会) | 約27人 | 57.4% |
2022年のチキラボ調査の団体別回答者数と「脱会時期」の回答割合から算出。人数は四捨五入した概算です。正式な退会手続の完了を第三者が検証した数値ではなく、回答者の自己申告に基づきます。
このランキングでは、第1位がエホバの証人、第2位が創価学会、第3位が旧統一教会です。
信仰をやめようと思った経験者数では創価学会が第1位でしたが、脱会済みと回答した人数ではエホバの証人が第1位になっています。
ここで注意したいのは、エホバの証人の脱会が他の宗教団体より簡単である、という結論になるわけではないことです。
調査に参加した時点での回答者の所属状況が異なるため、全国の信者を対象とした脱会率の比較には使用できません。
信仰をやめようと思った経験者の「割合」でも順位は変わる
人数ではなく、団体別の回答者に占める割合で比較した場合の順位も確認しましょう。
| 順位 | 宗教団体名 | 経験者の割合 |
|---|---|---|
| 第1位 | エホバの証人 | 94.0% |
| 第2位 | 旧統一教会 | 80.9% |
| 第3位 | 創価学会 | 76.9% |
このように、同じ調査であっても、実人数と割合では順位が変わります。
宗教団体の脱会希望者ランキングを見る際には、何を基準として順位を決めているのかを確認することが大切です。
4. ランキング対象外でも脱会・退会情報が確認できる主な宗教団体7選
ここまで紹介した3団体以外にも、インターネット上には多くの宗教団体に関する脱会・退会の情報が掲載されています。
特に、顕正会、幸福の科学、真如苑、立正佼成会などについては、公開された相談事例や団体公式サイトに退会に関する情報が見られます。
ただし、チキラボの公表集計では、これらの団体それぞれの回答者数が独立して示されていません。そのため、前述のTOP3と同じ方法によって第4位以下を算出することはできません。
以下では、ランキング対象外の団体として、実際の宗教名と確認できる退会情報を紹介します。掲載順は脱会希望者数の順位ではありません。
| 宗教団体名 | インターネット上で確認できる退会関連情報 |
|---|---|
| 顕正会 | 法律相談サイトなどに、入信後の退会や勧誘に関する相談事例が掲載されている |
| 幸福の科学 | 公式サイトに、ネット入会者とそれ以外の入会者についての退会手続の案内がある |
| 真如苑 | 公式サイトに退会手続の説明があり、所定の用紙による届出について案内されている |
| 立正佼成会 | 公式サイトのよくある質問に、退会は自由である旨と相談先が掲載されている |
| 天理教 | 脱会・退会に関する解説記事が存在する。本人の所属する教会等の状況を個別に確認する必要がある |
| 霊友会 | 脱会・退会について説明する公開記事があり、本人の所属状況に応じた確認が必要になる |
| ワールドメイト | 退会方法や通知書の作成をテーマとする公開記事が確認できる |
顕正会の脱会に関するネット上の相談
顕正会については、インターネット上の法律相談サイトなどに、入信後の退会を希望する人の相談が掲載されています。
例えば、未成年のときに入信に関する書類へ署名した場合、現在は活動していないものの所属が残っているか分からない場合、入信後の連絡が心配な場合などについて、公開された相談事例があります。
このような相談が存在することは確認できますが、相談件数の多さから全国の脱会希望者数を算出することはできません。
顕正会からの脱会を考える場合、入信時に記載した情報、関わりのある会館等、現在の活動状況を整理することが出発点になります。
幸福の科学は入会経路によって退会案内が異なる
幸福の科学は、公式サイトに退会及び会員ページ解除についての案内を掲載しています。
公式案内によれば、ネット入会者は専用フォームから退会を申し込む方法が示されています。一方、ネット入会以外の人には、所属支部への連絡が案内されています。
そのため、幸福の科学から退会したい場合は、自分がどのような経路で入会したのかを確認することが大切です。
また、公式サイトの会員ページを解除することと、宗教団体から退会することが同じ取扱いになるとは限らないため、案内内容をよく確認しましょう。
真如苑は公式サイトで所定の退会手続を案内
真如苑の公式サイトには、退会意思があれば退会できる旨が掲載されています。
退会時には所定の用紙に記入し、最寄りの本支部へ提出する方法が案内されています。また、書類を預かってから手続完了まで、1〜2か月程度を要する場合がある旨も説明されています。
実際に手続を進める場合は、現在の公式情報を確認し、本人の所属する本支部等に応じて対応することが重要です。
立正佼成会は公式FAQで退会の自由を説明
立正佼成会の公式サイトには、退会についてのよくある質問が用意されています。
公式FAQでは、退会は自由である旨とともに、所属する拠点の教会又は本部への相談が案内されています。
所属先が分からない場合なども、正式な窓口を確認したうえで手続を進めることが望ましいでしょう。
天理教・霊友会・ワールドメイトについて
天理教、霊友会、ワールドメイトについても、退会方法を扱う公開記事が存在します。
ただし、ネット上の記事の中には作成時期が古いものや、個人の体験に基づく情報もあります。
退会先や返却物など、団体の内部手続に関わる内容を確認する場合は、現在の公式案内や本人の所属状況を優先しましょう。
なお、この7団体についても、掲載されていること自体が脱会希望者数の多さを示すものではありません。
5. なぜ宗教団体によって脱会希望者の割合や状況が異なるのか
宗教をやめたいと考える理由は、一つではありません。
信仰に対する考え方が変わった場合もあれば、生活環境の変化や家族との関係、活動に必要な時間などが理由になることもあります。
また、宗教二世・三世として育った人と、成人後に自分の意思で入会した人では、脱会を考えるときの事情が異なる場合があります。
本人の信仰と家族の信仰が一致していない場合
親や祖父母が宗教活動を続けている場合、本人だけが信仰をやめたいと考えることがあります。
その際には、退会意思を示すこととは別に、家族との関係をどうするかという問題が生じることも考えられます。
本人の意思を尊重する一方で、家族の信仰を否定しない形で伝えることが、関係を整理するうえで役立つ場合があります。
宗教活動への参加をやめたい場合
宗教活動への参加を休止したい人と、団体との所属関係を正式に終了したい人では、必要な対応が異なる可能性があります。
例えば、集会への参加や勧誘活動をやめたいという場合、本人は活動の休止だけを希望しているのか、退会そのものを希望しているのかを明らかにすることが大切です。
単に参加しなくなっただけでは、所属関係が継続していると扱われる可能性もあります。
退会後の人間関係が心配な場合
宗教団体との関係では、活動を通じて長年の知人や友人ができていることもあります。
退会後も個人的な付き合いを続けたい場合と、宗教活動に関する接触も含めて控えてほしい場合とでは、相手に伝える内容は異なります。
必要に応じて、宗教活動への参加や勧誘は希望しないものの、個人的な連絡は妨げないなど、自分の希望を整理しておくことが考えられます。
6. 新興宗教から脱会したいときの具体的な手順
ランキングに掲載された団体であるかどうかにかかわらず、退会を希望する場合には、本人の意思を明確にすることが基本です。
1. 現在の所属状況を確認する
まず、宗教団体の正式名称と、本人が現在どのような所属状況にあるのかを確認します。
会員証や入会時の書類、所属先から受け取った案内文書などがあれば、手元で整理しましょう。
活動していない期間が長い場合、登録の有無が分からないこともあります。その場合は、分かる範囲で情報を整理し、必要に応じて確認方法を検討します。
2. 公式の退会案内を確認する
所属する団体の公式サイトや案内書に、退会の方法が記載されていないか確認します。
ネット上に古い住所や連絡先が掲載されている場合もあるため、実際に通知を送る前には、宛先の正確性を確認することが重要です。
また、団体によっては所定の様式や窓口が案内されています。すべての宗教団体について共通の退会届があるわけではありません。
3. 退会通知書を作成する
書面で退会意思を伝える場合には、本人が団体から退会したいと希望していることを明確に記載します。
必要であれば、今後の勧誘や電話、訪問などを希望しないことも併記できます。
ただし、通知書にさまざまな要求を盛り込みすぎると、本来伝えたい内容が分かりにくくなる場合があります。退会意思と、その後の連絡についての希望を区別して整理しましょう。
4. 通知した記録を残す
退会通知書を郵送する場合には、完成した文書の控えを保管してください。
内容証明郵便は、いつ、どのような内容の文書を誰から誰宛てに差し出したかを証明するサービスです。
ただし、内容証明郵便を利用しただけで、相手方の会員登録が必ず抹消されると保証されるわけではありません。また、文書に記載された内容が真実であることまで証明する制度でもありません。
配達されたという事実についても記録を残したい場合には、配達証明の利用を検討できます。
5. 退会以外の契約や支払いを確認する
宗教団体からの退会と、新聞購読やその他の契約の解約は、別の手続になる可能性があります。
継続的な支払いがある場合には、支払先や契約内容を確認し、必要な手続を行うことが重要です。
過去の寄附金や購入代金の返還などについて争いがある場合には、退会意思の通知と金銭請求を分けて検討する必要があります。
7. 自分で退会する場合と行政書士への相談を検討する場合
宗教から退会するために、必ず専門家への依頼が必要になるわけではありません。
本人が公式に案内された方法を理解し、退会意思を伝えられるのであれば、自分で手続を進めることも考えられます。
一方で、書面による意思表示を適切に整えたい場合や、内容証明郵便による通知を検討している場合には、行政書士へ相談する選択肢があります。
行政書士による文書作成支援では、本人の希望を聞き取り、退会意思を分かりやすく整理した通知文書を作成する方法があります。
ただし、行政書士が相手方との紛争について無制限に代理交渉できるわけではありません。具体的な紛争の交渉や訴訟、損害賠償請求などについては、必要に応じて弁護士への相談を検討してください。
8. 新興宗教の脱会希望者ランキングに関するよくある質問
Q1. 脱会希望者が一番多い新興宗教はどこですか?
今回紹介した2022年の宗教2世当事者調査では、信仰をやめようと思った経験がある回答者の概数は、創価学会が約329人で最も多い結果となりました。ただし、全国の現在の脱会希望者数を示す調査ではないため、日本全体で第1位と断定することはできません。
Q2. 実際に脱会した人が最も多かった団体はどこですか?
同じ調査で、脱会したと回答した人数を概算すると、エホバの証人が約149人、創価学会が約99人、旧統一教会が約27人でした。これは調査に参加した人の自己申告であり、全国の年間脱会者数ではありません。
Q3. 顕正会や幸福の科学はランキングに入っていないのですか?
顕正会や幸福の科学についても、インターネット上に退会関連の情報があります。しかし、今回利用した調査では、これらの団体それぞれの人数が独立して公表されていません。順位を算出するための数値がないため、ランキング対象外として紹介しています。
Q4. ランキングの割合が高い宗教は脱会しにくいのでしょうか?
そうとは限りません。信仰をやめようと思った経験の割合と、退会手続の難易度は異なります。また、今回の調査は全国の会員を無作為に抽出したものではないため、各宗教団体の会員全体にその割合を当てはめることはできません。
Q5. 新興宗教は本人の意思だけで退会できますか?
日本では信教の自由が保障されており、本人の信仰に関する意思は尊重されるべきものです。ただし、団体の所属登録や退会に関する事務処理は、個別の規約や制度によって確認事項が異なります。正式な退会手続を把握し、本人の意思を明確に伝えることが重要です。
Q6. 退会のために内容証明郵便は必要ですか?
すべての宗教団体について、内容証明郵便が必要というわけではありません。通常の手続で退会意思を伝えられる場合もあります。後から通知内容を確認できる記録を残したい場合などには、内容証明郵便が選択肢になります。
9. まとめ
今回は、新興宗教の脱会希望者ランキングについて、実際の宗教名と調査データをもとに比較しました。
2022年にチキラボが行った宗教2世当事者調査では、信仰をやめようと思った経験者数の概算は、第1位が創価学会の約329人、第2位がエホバの証人の約158人、第3位が旧統一教会の約38人という結果になりました。
一方、脱会したと回答した人数の概算では、エホバの証人が約149人、創価学会が約99人、旧統一教会が約27人という別の順位になっています。
ただし、これらの数字は全国の脱会希望者や脱会者の総数を示すものではなく、2022年の調査に参加した宗教2世・3世以降の当事者の回答に基づくものです。
また、顕正会、幸福の科学、真如苑、立正佼成会などについても退会関連の公開情報が存在しますが、比較可能な脱会希望者数が確認できないため、無理に第4位以下の順位を付けることはしていません。
実際に宗教から退会したいと考えている場合は、ランキング上の順位にかかわらず、自分自身の所属状況と退会意思を整理し、公式の手続を確認することが大切です。
退会の意思を記録として残したい場合には、通知書の作成や内容証明郵便の利用も検討できます。自分だけで文書を作成することに不安がある場合は、行政書士へ相談する方法もあります。



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